鬼滅の刃「水の呼吸」全型一覧と技解説!
「鬼滅の刃」の世界で鬼殺隊士が使う数多の呼吸法の中でも、特に水の呼吸は、主人公・竈門炭治郎が最初に会得したことで知られ、多くの使い手を持つ重要な呼吸です。その多様な技は、鬼との壮絶な戦いを彩る欠かせない要素となっています。
この記事では、水の呼吸の全型「壱ノ型」から「拾壱ノ型 凪」までを網羅し、それぞれの技が持つ特徴、威力、そして作中での具体的な活躍シーンを徹底解説いたします。水の呼吸の奥深さに触れて、アニメや漫画をさらに深く楽しんでみませんか。
この記事で得られる情報
- 水の呼吸の全型とその技名を完全に把握できます
- 各型の威力や効果的な使い方を深く理解できます
- 主要な使い手や、水の呼吸から生まれた派生呼吸についても知ることができます
- アニメや漫画をさらに楽しめる、水の呼吸の背景知識が得られます
水の呼吸一覧!鬼滅の刃の基本型を徹底解説

- 鬼滅の刃における水の呼吸の重要性
- 水の呼吸の訓練と独自の呼吸法
- 水の呼吸から生まれた派生呼吸とは
- 水の呼吸の主な登場人物と使い手
鬼滅の刃における水の呼吸の重要性

水の呼吸は、「鬼滅の刃」に登場する鬼殺隊士が鬼と戦うために用いる基本の五つの呼吸の一つです。炎、風、岩、雷、水がその基本を構成しています。その中でも、水の呼吸は最も歴史が古く、多岐にわたる型の数と高い応用性が特徴です。
このため、鬼の多様な攻撃を受け流したり、様々な状況に柔軟に対応したりと、手数の多い戦闘スタイルを可能にします。水の呼吸は穏やかで柔軟な思考を持つ者に適しており、また、初心者にも会得しやすいことから、鬼殺隊士の間で広く使われている呼吸法です。
水の呼吸は、鬼殺隊の「基礎」でありながら、非常に奥深い呼吸なのですね。
水の呼吸の訓練と独自の呼吸法

水の呼吸を会得するには、まず全集中の呼吸の習得が前提です。その後、水のように自在に変化する歩法を身につけ、あらゆる敵に対応できる柔軟な動きを特徴とする呼吸法を磨きます。水の呼吸の技を高めるには、水面のように静かな心を持つことが不可欠とされています。
水の呼吸の使い手が振るう日輪刀の色は、水を表す青色になるのが一般的です。ただし、主人公・竈門炭治郎の日輪刀は漆黒でした。技を使用する際の呼吸音は「ヒュゥゥゥゥ」と表現されます。また、水の呼吸の訓練は非常に厳しく、例えば腹に力が入っていないと叩かれるといった指導も行われます。
注意点
水の呼吸の技に見られる水のエフェクトは、実際に水が出ているわけではありません。「見ている人がそう感じる、そう見える」という描写上の演出であると、原作漫画で明言されています。参照:鬼滅の刃公式ポータルサイト
竈門炭治郎は、狭霧山での修行を通じて約一年で水の呼吸の全型を習得しました。鱗滝左近次式の修行は、呼吸法を学ぶ前に肉体強化から始まります。空気の薄い山での反復下山訓練や、山中に仕掛けられた罠の突破、刀の素振り、受け身の練習など、過酷なメニューをこなします。刀を破損させたら骨を折るという厳しさもあり、剣士たちは極限状態で呼吸法を身につけていくのです。
水の呼吸から生まれた派生呼吸とは

水の呼吸は、その柔軟性の高さゆえに、さまざまな派生呼吸を生み出してきました。剣士の適性に合わせて呼吸を変えたり、新しい呼吸を派生させたりすることは、鬼殺隊では珍しいことではありません。
具体的には、水の呼吸から蛇の呼吸と花の呼吸が派生し、さらに花の呼吸からは蟲の呼吸が誕生しています。これらの呼吸は、水の呼吸の特性を受け継ぎつつも、それぞれが独自の進化を遂げ、異なる戦闘スタイルを確立しました。
このように、水の呼吸は応用範囲が広いため、炭治郎のようにヒノカミ神楽に適性がある剣士でも水の呼吸を扱える柔軟性を持っています。これは、水の呼吸が持つ、多様な変化に対応できる性質が要因と言えるでしょう。
水の呼吸の主な登場人物と使い手

「鬼滅の刃」には、水の呼吸を使いこなす個性豊かな登場人物が多数登場します。彼らの活躍が、物語に深みと熱気を加えています。
- 竈門炭治郎(かまど たんじろう)物語の主人公である炭治郎は、水の呼吸の壱ノ型から拾ノ型までを幅広く使用します。元水柱・鱗滝左近次のもとで修行を積み、錆兎との戦いを通して水の呼吸を会得しました。冨岡義勇に次ぐ実力者とされていますが、彼の体に最も適しているのは父から受け継いだヒノカミ神楽であり、水の呼吸においては義勇ほどの極致には達していません。
- 冨岡義勇(とみおか ぎゆう)現在の水柱であり、元水柱・鱗滝左近次の継子です。水の呼吸の使い手の中で最強の剣士とされており、自ら「拾壱ノ型 凪」を編み出すほどの卓越した技量を持っています。日輪刀の色は、深く澄んだ青色です。
- 鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)元水柱であり、鬼殺隊を志す剣士たちを育成する「育手(そだて)」です。炭治郎や冨岡義勇の師匠にあたります。常に赤い天狗のお面をつけているのが特徴です。
- 錆兎(さびと)鱗滝左近次の弟子の一人で、炭治郎の修行において重要な役割を果たしました。
- 真菰(まこも)錆兎と同じく、鱗滝左近次の弟子の一人です。炭治郎の修行を手助けしました。
- 村田(むらた)水の呼吸の使い手ですが、技量が低いため、彼が使う水のエフェクトは「薄すぎて水が見えない」とされています。
- 神崎アオイ(かんざき あおい)蝶屋敷に所属する隊士で、水の呼吸を学びましたが、実戦は苦手なようです。
水の呼吸の技名一覧と各型の威力・使い方

- 水の呼吸の全技名とそれぞれの特徴
- 水の呼吸全型の詳細と威力解説
- 壱ノ型「水面斬り」の威力と実例
- 拾ノ型「生生流転」最強技の秘密
- 各型の威力比較と攻撃範囲
- 水の呼吸の基本的な使い方と応用
水の呼吸の全技名とそれぞれの特徴

水の呼吸には、全部で拾壱ノ型まで存在します。各型には独自の技名と特徴があり、水の性質を模した変幻自在な剣技が魅力です。
水の呼吸 技名一覧
- 壱ノ型 水面斬り(いちのかた みなもぎり)
- 弐ノ型 水車(にのかた みずぐるま)
- 参ノ型 流流舞(さんのかた りゅうりゅうまい)
- 肆ノ型 打ち潮(しのかた うちしお)
- 伍ノ型 干天の慈雨(ごのかた かんてんのじう)
- 陸ノ型 ねじれ渦(ろくのかた ねじれうず)
- 漆ノ型 雫波紋突き(しちのかた しずくはもんづき)
- 捌ノ型 滝壷(はちのかた たきつぼ)
- 玖ノ型 水流飛沫・乱(くのかた すいりゅうしぶき らん)
- 拾ノ型 生生流転(じゅうのかた せいせいるてん)
- 拾壱ノ型 凪(じゅういちのかた なぎ)※冨岡義勇独自
それぞれの技は、水のように変幻自在に剣筋を変えることで、あらゆる戦闘状況に対応できる汎用性の高さを誇ります。それでは、具体的な型の詳細を次に見ていきましょう。
水の呼吸全型の詳細と威力解説

ここでは、水の呼吸の全型を一つずつ詳しく解説し、その特徴と威力についてご紹介します。各技の具体的な動きや、作中での使用例にも触れていきますので、ぜひご注目ください。
壱ノ型 水面斬り(いちのかた みなもぎり)
両腕をクロスさせながら相手に肉薄し、居合斬りのように刀を水平に振り抜く技です。跳躍状態でも高い威力を発揮する基本技として用いられます。炭治郎は最終選別で手鬼を両断する際にこの技を使いました。
弐ノ型 水車(にのかた みずぐるま)
全身を水車のように回転させながら攻撃します。前方宙返りの要領で刀を振り、広範囲の敵や大型の鬼にも有効です。派生技に「弐ノ型 改 横水車」があり、回転軸を90度変えて放たれます。炭治郎は矢琶羽戦でベクトル操作に対応しつつ使用しました。
参ノ型 流流舞(さんのかた りゅうりゅうまい)
水流に乗るように滑らかな動きで移動し、多方向へ斬撃を加える技です。相手の攻撃をかわしながら攻撃できるため、対多数戦で真価を発揮します。炭治郎が朱紗丸の6本腕を斬る際に使用した技です。
肆ノ型 打ち潮(しのかた うちしお)
淀みのない川の流れのように、連続で斬撃を繰り出す技です。波が打ち付けるような一撃で、複数の敵に同時に攻撃が可能です。炭治郎が鬼二体の頸を同時に斬り落とした、作中初の水の呼吸の使用技でもあります。
伍ノ型 干天の慈雨(ごのかた かんてんのじう)
水の呼吸の中で唯一、敵に痛みを与えない慈悲の剣撃です。鬼が自ら頸を差し出してきた場合にのみ使われ、斬られた鬼は優しい雨に打たれているような感覚をおぼえるといいます。那田蜘蛛山で炭治郎が累の母親役の鬼に使用しました。
陸ノ型 ねじれ渦(ろくのかた ねじれうず)
身体を大きくねじり、渦のように回転しながら斬りつける技です。上半身と下半身の強いねじりから繰り出され、足場のない不安定な場所や水中で威力を増します。沼鬼戦で炭治郎が使用し、派生技に「ねじれ渦・流流」があります。
漆ノ型 雫波紋突き(しちのかた しずくはもんづき)
水の呼吸の中で最速を誇る突き技です。鬼の頸を斬るよりも、牽制や迎撃に用いられることが多いです。炭治郎は朱紗丸の手毬を無力化するために「雫波紋突き・曲」を使用し、冨岡義勇も不死川実弥との稽古でこの技を用いています。
捌ノ型 滝壷(はちのかた たきつぼ)
上から真下へ刀を大根斬りのように振り下ろす技で、水の呼吸の中でもトップクラスの威力を誇ります。自身の足元にいる敵に特に有効で、攻撃範囲も広いです。炭治郎が沼鬼戦で足元の敵を同時に攻撃する際に用いました。
玖ノ型 水流飛沫・乱(くのかた すいりゅうしぶき らん)
着地時間と面積を最小限に抑え、縦横無尽に素早く斬り込む技です。移動や回避に特化しており、足場が悪い環境で真価を発揮します。響凱の血鬼術で部屋が回転する中、炭治郎がこの技で対応しました。
拾ノ型 生生流転(じゅうのかた せいせいるてん)
龍のように回転しながら複数の斬撃を加える技で、回転を重ねるごとに威力を増していきます。水の呼吸の中でも最強の威力を持つとされています。炭治郎が那田蜘蛛山で累の最硬度の糸を両断した際に使用しました。
拾壱ノ型 凪(じゅういちのかた なぎ)
水柱・冨岡義勇が独自に編み出した型であり、義勇のみが会得しています。間合いに入った鬼の術を全て無効化し、目に見えないほどの斬撃で攻撃を無力化します。水の呼吸の中で唯一の防御特化技で、那田蜘蛛山で累の頸を斬り落とす際に使用されました。義勇の背景に波のない静かな水面が映し出されるのが特徴です。
壱ノ型「水面斬り」の威力と実例

壱ノ型「水面斬り」は、水の呼吸の最も基本的な技の一つです。水平に刃を入れ、相手を両断するシンプルな剣技ですが、その威力は非常に高いものです。両腕をクロスさせながら相手に肉薄し、居合斬りの如く刀を振り抜くのが特徴的です。
この技は跳躍状態でも高い威力を発揮することができ、作中では印象的な実例が描かれています。主人公の竈門炭治郎は、最終選別で頸が硬いことで知られる手鬼を相手に、この水面斬りを見事に使いこなし、その頸を切り落としました。
また、前述の通り、元水柱である鱗滝左近次も現役時代に手鬼を水面斬りで切り裂き、捕獲しています。このことからも、壱ノ型 水面斬りが基本技でありながらも、非常に高い攻撃力を持つことが分かります。
基本の型だからこそ、熟練者が使えばとてつもない威力を発揮するのですね。
拾ノ型「生生流転」最強技の秘密
拾ノ型「生生流転」は、水の呼吸の中でも最強の威力を誇る技です。この技の秘密は、その独特な動きにあります。龍のように回転しながら複数の斬撃を加えることで、攻撃を重ねるごとに威力を増していくという特徴を持っています。
つまり、一撃目よりも二撃目、二撃目よりも三撃目と、回転が増すごとに斬撃の破壊力が高まっていくのです。この連続的な加速と増幅が、「生生流転」を最強たらしめている理由と言えるでしょう。
作中では、竈門炭治郎が那田蜘蛛山で累との激闘の際にこの技を使用しました。それまで壱ノ型「水面斬り」では斬り切れなかった累の最硬度の糸を、この「生生流転」で見事に両断し、絶体絶命の危機を乗り越えることができました。
「生生流転」のポイント
- 回転を重ねるほど威力が増す
- 水の呼吸の中で最強の破壊力を持つ
- 広範囲への連続攻撃が可能
各型の威力比較と攻撃範囲
水の呼吸の各型は、それぞれ異なる威力と攻撃範囲を持ち合わせています。ここでは、データベースに基づき、その特徴を比較してみましょう。
| 型 | 主な特徴と威力 | 攻撃範囲 |
|---|---|---|
| 捌ノ型「滝壷」 | 上から真下に振り下ろす、トップクラスの威力 | 広く、足元の敵に特に有効 |
| 拾ノ型「生生流転」 | 回転を重ねるごとに威力が増す、最強の破壊力 | 広範囲への連続攻撃 |
| 漆ノ型「雫波紋突き」 | 波紋の中心を狙う最速の突き技。牽制や迎撃向き | 一点集中型 |
| 弐ノ型「水車」 | 全身回転による攻撃。大型鬼にも有効 | 広範囲 |
| 拾壱ノ型「凪」 | 唯一の防御特化技。鬼の術を全て無効化する制圧力 | 義勇の間合い全域 |
このように、水の呼吸の各技は、単純な威力だけでなく、攻撃範囲や目的に応じて使い分けられる多様性を持っているのが特徴です。
水の呼吸の基本的な使い方と応用
水の呼吸の技は、その名の通り、水のように変幻自在に剣筋を変えることで、あらゆる戦闘状況に対応できる剣技です。その基本的な使い方は、水面のように静かな心を持つこと、そして「全集中の呼吸」を常に維持することにあります。
水の呼吸は、水のように自在に変化する歩法を特徴としており、その動きで敵の攻撃をかわしながら反撃に転じることができます。例えば、参ノ型「流流舞」は、川の流れのように移動し、相手の攻撃を回避しつつ多方向へ斬撃を加えることで、回避と攻撃を同時に行うことが可能です。
また、玖ノ型「水流飛沫・乱」のように、着地時間や面積を最小限に抑え、縦横無尽な素早い動きを実現する型もあります。これは、足場が悪い環境で特に効果を発揮し、元十二鬼月の響凱が血鬼術で部屋を回転させる中でも、炭治郎がこの技を使って対応しました。このように、地形や状況に応じて応用が利くのも水の呼吸の大きな強みです。
さらに、陸ノ型「ねじれ渦」には「ねじれ渦・流流」という応用技があり、参ノ型「流流舞」の足運びと組み合わせることで、より複雑で予測不能な動きと斬撃を生み出します。水の呼吸の技は、剣士の工夫次第で無限の可能性を秘めていると言えるでしょう。その美しさを際立たせる「見ている人がそう感じる、そう見える」というエフェクトも、この呼吸の魅力の一つです。参照:Wikipedia「鬼滅の刃」
鬼滅の刃 水の呼吸一覧まとめ
- 水の呼吸は「鬼滅の刃」の基本五大呼吸の一つ
- 最も歴史が古く、多様な型と高い応用性を持つ
- 技を高めるには水面のような静かな心が必要とされます
- 日輪刀は一般的に青色ですが、炭治郎は漆黒でした
- 穏やかで柔軟な思考を持つ者、初心者向きの呼吸です
- 壱ノ型から拾ノ型、そして冨岡義勇考案の拾壱ノ型「凪」が存在します
- 壱ノ型「水面斬り」は水平に斬る基本技で、跳躍状態でも高威力
- 弐ノ型「水車」は全身回転攻撃で広範囲の敵に有効です
- 伍ノ型「干天の慈雨」は鬼に痛みを与えない唯一の慈悲の剣撃です
- 拾ノ型「生生流転」は回転を重ねるほど威力が増す最強の技です
- 拾壱ノ型「凪」は冨岡義勇独自の防御特化技で、鬼の術を無効化します
- 水の呼吸から蛇の呼吸や花の呼吸などが派生しました
- 主な使い手は竈門炭治郎、冨岡義勇、鱗滝左近次などです
- 水の呼吸の訓練は肉体強化から始まる非常に厳しいものです
- 技のエフェクトは実際に水ではなく、視覚的な表現に過ぎません





