リゼロのエキドナ徹底解説！強欲の魔女の正体と能力、スバルとの関係を深掘り

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場する謎多きキャラクター、エキドナをご存知でしょうか。可愛らしい見た目とは裏腹に、底知れない知識欲と独特な価値観を持つ彼女は、主人公ナツキ・スバルに大きな影響を与えました。多くの視聴者や読者が、その正体や能力、そしてスバルとの関係性に魅了されています。

本記事では、そんな「強欲の魔女」エキドナについて、その全貌を徹底的に解説いたします。彼女の隠された過去や、作中で見せる非道な側面まで、詳細な情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むことで得られるメリット

エキドナの基本情報から意外な過去まで深く理解できます
彼女の特殊な能力や契約内容について詳しく知ることができます
ナツキ・スバルとの複雑な関係性を多角的に考察できます
アニメ登場回やその後の運命に関する情報も網羅的に把握できます

魅力と謎に迫る！エキドナの基本情報と能力

エキドナ正体
エキドナ強欲の魔女
エキドナ能力
エキドナ過去
エキドナアニメ登場回

エキドナ正体

エキドナの正体は、かつて世界を席巻した七人の大罪魔女の一人である「強欲の魔女」です。彼女は400年前に、嫉妬の魔女サテラによって他の大罪魔女たちと共に滅ぼされてしまいました。

ただ、現在の彼女は肉体を持たず、魂だけの存在、いわば亡霊のような姿で聖域の墓所に囚われています。享年19歳で亡くなったため、見た目は若く可愛らしい容姿をしているのが特徴です。その魂は、神龍ボルカニカによって滅びずに済んだとされており、ロズワールの術式によって墓所に封じ込められ、そこで「茶会」を催しています。

読者：え、もう死んでるの？じゃあどうやって物語に出てくるんですか？

筆者：それは物語の核心に触れる部分ですね。魂だけの存在として、特定条件下でスバルと対話していますよ。

エキドナ強欲の魔女

エキドナが「強欲の魔女」と呼ばれる理由は、彼女が際限のない「知識」を求めていることにあります。自らを「ありとあらゆる英知を求めて死後の世界にすら未練を残した知識欲の権化」と自称していることからも、その欲求の深さがうかがえます。

世界中の優れた知識を貪欲に求める姿勢が、彼女に「強欲」という名を冠するきっかけとなりました。知りたいという欲に対して非常にポジティブな姿勢を見せており、知識を得るためならば手段を選ばない一面も持ち合わせています。まさに、その名の通り「知識欲の権化」と言えるでしょう。

エキドナ能力

エキドナは、歴史上三本の指に入るとされる大魔法使いであり、多岐にわたる強力な能力を持っています。彼女は6属性全ての魔法を操ることができたようです。また、権能として『叡智の書』を所持していました。この書は、エキドナの知りたい心が生み出したもので、未来の出来事まで予知できるとされています。

加えて、不老不死の研究にも着手しており、「魂の転写による復活」を試みていました。人工精霊のパックやベアトリスを生み出したのもエキドナであり、その技術力は計り知れません。さらには、嫉妬の魔女が復活した際の抑止力としての能力も持っていたと伝えられています。不可視の重力のようなものを操る能力や、対象を圧縮する能力も保持していた可能性も指摘されています。

【豆知識】パックとベアトリスはエキドナの技術の結晶です。彼女がいなければ、彼らの存在もなかったかもしれません。

エキドナ過去

エキドナの過去は、400年前に嫉妬の魔女サテラによって滅ぼされたことに始まります。このサテラは、通常のサテラではなく、魔女因子によって暴走した別人格だったことが明らかになっています。

生前のエキドナは、不老不死の研究を進めており、その実験地として聖域を築きました。聖域の建設には、ベアトリスやロズワールも同行し、彼女に協力していました。破滅が目前に迫る世界を救うため、賢者フリューゲルと同盟を結び、神龍ボルカニカとも関係を持っていた可能性が考察されています。憂鬱の魔人ヘクトールからの襲撃を防ぐため、聖域（クレマルディの森）に強固な結界を張ったのも彼女の仕業です。そして、死に際しては、他の魔女たちの魂を収集し、聖域の墓所の魔水晶の棺の中で彼女たちと共に過ごしたと言われています。

エキドナアニメ登場回

エキドナがアニメに登場するのは、第2期からとなります。主人公ナツキ・スバルが初めてエキドナの「茶会」に招かれたのは、第28話（第2期第3話）でした。この回で彼女は、自らを「ありとあらゆる英知を求めて死後の世界にすら未練を残した知識欲の権化」と名乗りました。

その後、第33話では、スバルが自身の「死に戻り」の能力をエキドナに告白し、二人が抱擁する印象的なシーンが描かれました。そして、第37話ではエキドナの本性が明らかになり、スバルに契約を持ちかける重要な局面を迎えます。この第37話では、2分10秒にもわたる長台詞に、声優の坂本真綾さんが一発でOKを出したという逸話も残っており、その演技力が高く評価されました。

スバルとの関係性から紐解くエキドナの本質

エキドナ性格
エキドナ契約
エキドナスバル関係
エキドナ死亡
エキドナ考察

エキドナ性格

エキドナの性格は、その可愛らしい見た目からは想像もつかないほど腹黒いとされています。彼女は他人の感情を理解することなく、ただ自分の好奇心を満たすことだけを追求する困った存在です。共感能力が著しく欠如しており、時に冷酷でサイコパス的な特徴を持つと分析されています。

他者の感情を顧みず、純粋な知識欲だけを追求する姿勢は、スバルや他の登場人物を自身の目的のための「手段」として扱うことに繋がりました。表面上は他人に同情したり共感するような素振りを見せるため、真意が読みにくい点も彼女のずる賢さを物語っています。言葉巧みに不都合な事実を隠し、自分の知識欲求を満たすための契約へと誘導する点は、まさに知性的な女性でありながらも、その危険性を秘めていることを示していると言えるでしょう。自分のことを「ボク」と呼び、相手を「君」と呼ぶ口調も特徴的です。

【注意点】エキドナの言葉は魅力的ですが、裏に隠された意図がある場合が多いです。安易に信用しないよう注意が必要でしょう。

エキドナ契約

エキドナはナツキ・スバルに対し、聖域の茶会で「――契約を、ボクと交わしてはくれないだろうか、ナツキ・スバル」と直接契約を提案しました。この契約の主な内容は、エキドナがスバルに知識を授ける代わりに、スバルの体験や感情を得ることでした。

しかし、彼女の真の目的は、スバルが持つ「死に戻り」の能力を利用し、あらゆる世界線の結果を知ることにありました。正規のストーリーでは、魔女たちの妨害もあり、スバルはエキドナの異常性に気づき、最終的に契約を断ります。一方、IFルートではスバルとエキドナが契約を結び、スバルの首からぶら下げた結晶石を通じて現実世界での会話や映像の把握が可能となる展開も描かれました。エキドナの契約は、スバルを洗脳し、周囲を不幸へと導く側面も持ち合わせていたため、スバルの判断は賢明だったと言えます。

読者：もしスバルが契約していたらどうなってたんだろう？

筆者：IFルートの物語を読むと、その先の展開を垣間見ることができますよ。本編とは異なるスバルの姿に驚くかもしれません。

エキドナスバル関係

エキドナとスバルの関係性は、エキドナがスバルの「死に戻り」の能力を知り、それに強い興味を抱いたことから始まりました。彼女はスバルを何度も自身の「茶会」に招き、彼の能力を利用してあらゆる世界線の結果を知ろうとしました。

当初、エキドナはスバルに献身的な態度を見せ、彼の悩みに寄り添うかのように振る舞いましたが、それは自身の好奇心を満たすためのものでした。そのため、時にスバルの心を蝕むような言動も見せています。しかし、興味深い考察として、エキドナはスバルのループ能力に関係なく、彼を愛していたのではないかという見方もあります。その真意は物語の深層に隠されており、読者の間で様々な議論が交わされています。彼女にとってスバルは、単なる知識収集の道具以上の存在だったのかもしれません。

エキドナ死亡

前述の通り、エキドナは400年前に嫉妬の魔女サテラによって滅ぼされました。嫉妬の魔女サテラは、魔女因子との適合性が低かったために暴走し、人格が分裂した別人格であったことが後に判明しています。

エキドナは肉体を失い、魂だけの存在として聖域の墓所に封じ込められていました。しかし、物語の展開の中で、彼女の魂はリューズ・メイエルの複製体を器として転写され、「オメガ」として復活を遂げました。復活後のオメガは、力の大半を失っており、魔法も使えない状態で、完全に回復するには約2年かかるとされています。

参考: Re:Zero Wiki

エキドナ考察

エキドナには、その行動や言葉の裏に多くの考察がなされています。たとえば、彼女は世界を崩壊から救うという「強欲」な願いを掲げ、必要な仲間を集め、失敗しても未来へ繋げるための仕掛けをしていたと考察されています。実際に、第6章では世界に起こる厄災から世界を救うために行動していた描写が見られました。

扇動者と手を組み、天剣に戦場を与え、神龍と取引して大願へと突き進んでいた可能性があります。スバルの死に戻りを知っていたのは、自身の権能である『叡智の書』によるものと推測されています。「愛はなぜ減るのだろうか」という彼女のセリフも、その真意について様々な解釈を生んでいます。また、エキドナの死因についても、嫉妬の魔女サテラによる滅殺だけでなく、憂鬱の魔人ヘクトールとの戦いや、彼女自身の魂の転写が関係している可能性も考えられているのです。

さらに、聖域の棺の中にいたエキドナと、試練に出てきたエキドナが別人であり、聖域にはエキドナの別人格が存在し現れた、という複雑な考察も存在します。このように、エキドナの存在は物語に多くの謎と深みをもたらしていると言えるでしょう。

参考: リゼロ考察サイト